SDGsへの関心が高まり、「WELL認証」を目指す企業が増えている。
WELL認証とは米国のDelos社が2014年に開発した建築物の空間評価システムで、建物やオフィス空間などを10のコンセプトごとに採点するもの。生産性の面だけではなく、そこで働く人のウェルネスを重視している。
今回は、このWELL認証取得を取り入れ、オフィスビル改修の設計監修などを手がけているASEI建築設計事務所の鈴木亜生氏にお話を伺った。
「こころ」、「光」、「音」などの項目をどのように変えればウェルネスが向上するだろうか、などと小難しく考えなくても、デスクやブラインドを変えるだけでもオフィスは快適になり、生産性を上げる一歩になる。
SDGsも、再利用素材で作られた文房具をひとつワークスペースに置くだけで貢献を始めることができる。
鈴木さんのお話を伺って、身近なところから環境について考えていきたいと感じた。
インタビュアー=高橋朋子