人材派遣会社の大手パソナグループが本社機能の一部を兵庫県淡路島に移転させてから1年半以上が経ちました。
地方創生が叫ばれる中、パソナのような規模で本業と地域をリンクさせ、本気で取り組んでいる企業はまだ少数派ではないでしょうか。
パソナが展開する新しい働き方と暮らし方をサポートするオフィスや施設を訪ねるため淡路島に行ってきました。
淡路島には都会にあるものがなく、そして都会にはないものがありました。
パソナグループは地域の課題を全て「楽しく」解決し、具体的なデザインとして設計し、形にされていました。
そこで暮らすすべての人たちがにこやかに楽しく働き、学んでいます。
海と山をはじめとする豊かな自然、そこに住む人たちとの豊かな関係と、楽しく学び真剣に遊ぶ人たちを見ました。
明るい陽光、爽やかな風、鳥や虫の声、豊かな一次産品と潮の香り。ここには五感の全てに響くものがあります。
ここで暮らして働くことで、新しく面白いセレンディピティ(偶発的で素敵な出会い)もたくさん生まれています。
パソナグループがデザインし、ソリューションし、創造し続けている光景は、わたしたちの働き方のひとつの未来図だということが確信できました。
人にとっての本当の「豊かさ」や「幸せ」というもののひとつの回答を得たように思います。
インタビュアー=吉川公二