デザイナーズオフィスをはじめ、店舗、住宅などのリフォーム、リノベーションを奈良市内で手がける工務店、株式会社CREARTH(クリアース)は2020年8月に新社屋を開設しました。
同社が得意とするのは、ニューヨークの倉庫街ブルックリンのような重厚でカジュアルな雰囲気のインダストリアルデザイン。
デザインにこだわった新社屋は、人が集まり、働きたくなり、かつリラックスできる実験用のモデルハウス(プレゼン用物件)も兼ねているそうです。
デザイン性がもたらす働き方への効果について、角野浩司社長に伺いました。
インダストリアル・ブルックリンスタイルは、長く工場や倉庫として使われていた空間の元の味わいを残し、古いものを活かして楽しむもの。
壁に露出した電気や空調の配管やスイッチも、渋いヴィンテージ調度でした。
エイジング技術によって、画一的だった製品が経年変化で個々に違った美しさを宿していく。
角野社長はそれを「個性を吹き込む作業」と語ります。
理屈抜きに、落ち着きや懐かしさが感じられる空間でした。